「大変」という言葉は、日常会話からビジネスメールまで幅広く使われる便利な表現です。
「とても」「非常に」「かなり」などの意味でも使えますし、「困難」「忙しい」「苦労する」といった意味合いでも使われます。
この記事では、「大変」の様々な言い換え表現や、シーン別の使い分け、より丁寧な表現をまとめて解説します!
「大変」の意味と基本的な使い方
「大変」は、程度が甚だしいこと、非常に、ひどく、または困難な状態を表す言葉です。
「大変お世話になりました」「大変失礼いたしました」「大変ありがたく存じます」など、感謝・謝罪・強調のどれでも使われるオールマイティな表現です。
ビジネスシーンで使える「大変」の言い換え
ビジネスやフォーマルなメールでは、「大変」の部分をより丁寧な日本語に置き換えることで、印象がぐっと良くなります。
・誠に
・甚だ
・深く
・心より
・非常に
・多大なる
・格別に
・ひときわ
・ひとかたならず
例文:
・誠にお世話になっております。
・甚だ恐縮ではございますが
・深く感謝申し上げます。
・多大なるご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
・非常に助かりました。
「とても」「非常に」「かなり」など強調の言い換え
「大変=とても」「大変=非常に」という意味の場合、下記のような言葉に言い換えが可能です。
・とても
・非常に
・極めて
・たいへんに
・すごく
・かなり
・とびきり
・ひどく
例文:
・この度は非常にお世話になりました。
・極めて重要なご案件と認識しております。
・とても助かりました。
・かなり忙しい時期となっております。
「困難」「苦労」のニュアンスを持つ「大変」の言い換え
「大変だった」「大変な状況」という場合は、
・困難な
・厳しい
・骨の折れる
・手間のかかる
・苦労する
・難儀な
・過酷な
・忙しい
例文:
・困難なプロジェクトを無事に終えることができました。
・大変な状況下、ご尽力いただき感謝いたします。
・骨の折れる作業をありがとうございました。
シーン別!「大変」の言い換え例文集
・大変お世話になりました
→ 誠にお世話になりました/心より感謝申し上げます/多大なるご配慮をいただきました
・大変失礼いたしました
→ 誠に申し訳ございません/深くお詫び申し上げます
・大変ありがたく存じます
→ 誠にありがたく存じます/心より感謝いたします/非常に光栄です
・大変な状況です
→ 困難な状況です/厳しい状況です/難しい状況です
まとめ
「大変」はとても便利な日本語ですが、シーンや相手に合わせて「誠に」「甚だ」「多大なる」など丁寧な言い換えを選ぶことで、より印象の良い文章や会話ができます。
ビジネス・日常ともに表現のバリエーションを増やし、相手に伝わる言葉選びを心がけましょう。