「ぶり返す」は、日常会話やビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
この記事では「ぶり返す」の意味や正しい使い方、類語や英語表現、注意点などをわかりやすく解説します。
ビジネスメールや会話での活用例も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
ぶり返すとは?意味と読み方を解説
「ぶり返す」は、読み方は「ぶりかえす」です。
この言葉は、いったん落ち着いた物事や症状が再び現れる、あるいは再燃するという意味を持ちます。
「再発する」「再び表れる」「再燃する」といったニュアンスで使われることが多いです。
たとえば、風邪が治ったと思ったのにまた熱が出る場合「風邪がぶり返す」と表現します。
また、人間関係や仕事のトラブルが再度起きる場合にも「問題がぶり返す」と使われます。
語源や由来
「ぶり返す」は、「ぶり(振り)」と「返す」から成り立っています。
「ぶり」は状態や様子を指す語、「返す」は再び起こすことを意味します。
つまり、「一度終わったはずの状態が再度起こる」という意味合いを持つ言葉です。
この成り立ちからも、何かが一度終息した後に、再度同じ状況や症状が起きる場合に使われます。
ぶり返すの使い方
「ぶり返す」は、体調や感情、状況など様々な場面で使えます。
例文を挙げると、「咳がぶり返した」「昔の争いがぶり返す」「寒さがぶり返す」などです。
ビジネスシーンでは「交渉がぶり返す」「トラブルがぶり返す」など、一度収まった問題が再発した際によく使われます。
使う際は、事象が「再度起こる」ことがポイントです。
ぶり返すの類語・言い換え表現
「ぶり返す」と似た意味で使える言葉には「再発する」「再燃する」「蒸し返す」「再現する」などがあります。
ただし、「蒸し返す」は意図的に話題や問題を持ち出すニュアンスが強く、自然に再度発生した場合は「ぶり返す」や「再発する」を使います。
また、「再燃する」は特に感情や議論、問題などが再び熱を帯びる場合に使うのが一般的です。
使い分けに注意しましょう。
ビジネスシーンでの「ぶり返す」活用法
ビジネスの現場でも「ぶり返す」はよく使われます。
トラブルや課題、議論が再燃した場合の的確な表現として知っておきたい言葉です。
ビジネスメールでの例文
例えば、クレーム対応やプロジェクト進行時、「一度解決した問題が再発」した際には次のように使えます。
・「先日解決した案件が再度ぶり返しております」
・「以前の問題がぶり返すことのないよう、再発防止策を講じます」
このように、相手に状況を説明する際や、再発防止への取り組みを表現する時に役立つ言葉です。
会議や報告書での使い方
会議や報告書でも「ぶり返す」は使われます。
「過去の課題がぶり返すことを危惧しています」「トラブルがぶり返さぬよう対策が必要です」など、
問題意識の共有や予防の意思を表明する時に便利な表現です。
また、過去の失敗や課題を教訓として活かす場面でも、「ぶり返すことがないよう」と用いることで、前向きな意志を伝えることができます。
注意点と適切な使い分け
「ぶり返す」は、あくまで「一度終わったものが再発する」時に使う言葉です。
はじめて起こる問題や症状には使いません。
また、「蒸し返す」は、他人がわざと過去の話題や問題を再び持ち出す時、
「ぶり返す」は自然と再度現れる場合に使うという違いがあります。
状況に応じて適切に使い分けましょう。
日常生活での「ぶり返す」使い方と注意点
「ぶり返す」は日常会話でも頻繁に登場します。
体調や気候、感情など、さまざまな場面で使われますが、その使い方にはいくつかポイントがあります。
体調や病気に使う場合
「ぶり返す」は、体調や病気が一度良くなったと思っても、また悪くなる時によく使われます。
「風邪がぶり返した」「熱がぶり返す」「咳がぶり返す」などがその典型例です。
「ぶり返した」と言うことで、症状が一度おさまった後に再び現れた事実を的確に伝えることができます。
安易に治ったと判断せず、再発に注意を促す際にも便利な表現です。
気候や天候に使う場合
天気や気温の変化にも「ぶり返す」は使えます。
「寒さがぶり返す」「暑さがぶり返す」と表現すれば、
一度収まった寒波や猛暑が再びやってくる状況を分かりやすく伝えられます。
この表現は、季節の変わり目など、気温が安定しない時期に特に使われることが多いです。
感情や人間関係に使う場合
「ぶり返す」は感情や人間関係にも使われます。
「昔の怒りがぶり返した」「過去の対立がぶり返す」など、
一度収まった感情や争いが再び表面化する様子を的確に表現できます。
この場合、「ぶり返す」は自然発生的な再燃を意味するため、意図的ではなく、ふとしたきっかけで再び現れるニュアンスが強いです。
「ぶり返す」の英語表現と使い方
「ぶり返す」は英語でどう表現するかも併せて知っておくと便利です。
海外とのやり取りや英語学習時に役立ちます。
英語での直訳・言い換え
「ぶり返す」に直接対応する英語表現は「recur」「come back」「flare up again」などがあります。
たとえば、「The fever came back.(熱がぶり返した)」「The problem recurred.(問題が再発した)」などが使われます。
医療分野では「relapse」も使われ、「The symptoms relapsed.(症状がぶり返した)」のように表現できます。
ビジネス英語での使い方
ビジネスシーンでは、「The issue has resurfaced.(問題がぶり返した)」「The trouble flared up again.(トラブルが再燃した)」などの表現が使われます。
「再発防止策をとる」は「take preventive measures against recurrence」となります。
これらの表現を知っておくと、海外とのやり取りや英語の報告書作成で役立ちます。
英語と日本語のニュアンスの違い
日本語の「ぶり返す」は、自然発生的に再度起こるニュアンスがありますが、
英語の「recur」や「come back」はやや事務的で淡々とした響きがあります。
感情や状況に応じて、英語では「flare up」や「resurface」など、ニュアンスに合った単語を選ぶことが重要です。
「ぶり返す」と「蒸し返す」「再発する」などの違い
似たような言葉に「蒸し返す」「再発する」「再燃する」などがありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
シーンに応じて正しく使い分けましょう。
「ぶり返す」と「蒸し返す」の違い
「ぶり返す」は、一度終わったことが自然と再発する場合に使います。
一方、「蒸し返す」は、過去の話題や問題を誰かが意図的に再度持ち出す場合に用いられます。
たとえば、「昔の失敗を蒸し返さないでください」といった具合です。
自然発生か、意図的かの違いを意識しましょう。
「ぶり返す」と「再発する」の違い
「再発する」も「ぶり返す」と近い意味ですが、よりフォーマルで医療やビジネスの場面で多用されます。
「ぶり返す」は口語的で親しみやすい印象、「再発する」は公式な文書や報告書で使うことが多いです。
たとえば、「トラブルが再発した」「症状が再発した」などが一般的な使い方となります。
「ぶり返す」と「再燃する」の違い
「再燃する」は、感情や議論、問題が再び激しくなる場合に使います。
「対立が再燃した」「議論が再燃する」など、勢いが再び強まるイメージです。
「ぶり返す」は、勢いや激しさに関係なく「再び起こる」ことを指し、
再燃は「再び激しくなる」ニュアンスが強いので、場面に応じて使い分けてください。
| 言葉 | 意味・特徴 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| ぶり返す | 一度収まったものが自然に再度起こる | 風邪がぶり返す、問題がぶり返す |
| 蒸し返す | 終わった話題や問題を意図的に再度持ち出す | 失敗を蒸し返す、昔の話を蒸し返す |
| 再発する | 一度治まった問題や症状が再び起こる(公式・フォーマル) | トラブルが再発する、症状が再発する |
| 再燃する | 感情や議論、問題が再び激しさを増す | 対立が再燃する、議論が再燃する |
まとめ:「ぶり返す」の正しい使い方を身につけよう
「ぶり返す」は、一度収まった物事が自然と再度起こる時に使う便利な日本語表現です。
ビジネスや日常会話、医療、気候、感情など幅広いシーンで使われます。
似た意味の言葉との違いも理解して、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。
正しい使い方を身につけて、伝わりやすく表現できるようになりましょう。

