尚 使い方|意味・ビジネスでの正しい用法・例文解説

「尚(なお)」は、文書やメール、案内文などで追加情報や補足事項を伝える際に使われるフォーマルな接続語です。
ビジネスシーンでも頻繁に登場し、文章に情報を付け加える・注意点を添える・特記事項を伝えるときに便利な表現です。
この記事では、「尚」の意味や正しい使い方、例文、注意点、類語との違いまで詳しく解説します。

目次

「尚」の意味と使い方

「尚(なお)」は、「そのうえ」「さらに」「ちなみに」「補足として」という意味を持つ接続語です。
前述の内容に付け加えて伝えたい情報や注意点、追加事項などを、簡潔かつ丁寧に示す時に使います。
主にビジネス文書やメール、案内文、通知文、マニュアル、注意事項などで多用されます。

主な使い方・例文

「尚」は文頭や段落の頭で使うのが一般的です。

  • 尚、ご不明な点がございましたらご連絡ください。
  • 尚、当日は駐車場のご利用はできませんのでご了承ください。
  • 尚、提出期限は今月末となっております。
  • 尚、本案内は全社員に送信しております。
  • 尚、資料の内容については後日改めてご説明いたします。

このように、「さらに付け加えてお知らせしたい内容」「特記事項」「注意点」などを伝える際に、簡潔に文章の流れを整理しつつ補足情報を示すことができます。

ビジネスメール・文書での使いどころ

「尚」は、お知らせ・案内文・注意喚起・追加連絡・FAQ・規約・説明書など、正式なビジネス文書や社内通知で特に重宝します。
例:
・ご参加は自由ですが、尚、参加ご希望の方は事前登録が必要です。
・尚、キャンセルの場合は○日までにご連絡ください。

使い方 例文 ポイント
補足事項 尚、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。 案内・お知らせの結びに
注意事項 尚、資料の取り扱いには十分ご注意ください。 注意喚起・リスク説明
追加連絡 尚、次回の開催日は未定です。 追加情報・後続予定の告知

「尚」と似た表現・言い換え

「尚」と同じような意味・場面で使える表現や言い換え例には、以下のものがあります。

  • また(補足や追加情報を伝える際に)
  • さらに(前の内容を強調・追加)
  • ちなみに(軽い補足や例を示す時)
  • 追って(別途・後日連絡する場合)

「尚」はややフォーマル・書き言葉寄り、「また」「さらに」はやわらかく、「ちなみに」は話し言葉や軽い情報補足に向いています。

使う際の注意点・マナー

「尚」は便利な言葉ですが、連発すると文章が硬くなったり、やや古風な印象を与える場合があります。
特に親しい相手やカジュアルなメールでは「また」「なおかつ」などに置き換えても問題ありません。
ビジネスメールでは、一文の頭や段落の最初で使うと読みやすく、前文とつなげる形で使うと丁寧な印象になります。

まとめ

「尚」は、補足情報や追加連絡、注意事項などを簡潔かつ丁寧に伝える日本語の接続語です。
ビジネス文書やメールで文章を整理したい時にとても便利な表現なので、使いどころや類語も意識しながら活用しましょう。

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