こちらこそのビジネスでの正しい使い方・敬語表現・例文集

「こちらこそ」は、相手からの感謝やお礼、謝罪、挨拶などに対して、謙虚な気持ちを伝えるときに使う便利なフレーズです。
ビジネスシーンでも幅広く活用でき、「自分も同じ気持ちです」「私の方こそ感謝しています・恐縮です」というニュアンスを表現できます。
ここでは、「こちらこそ」のビジネスでの使い方、敬語・丁寧な言い換え、例文、使う際の注意点まで詳しく解説します。

目次

「こちらこそ」の意味と基本の使い方

「こちらこそ」は、相手からお礼や謝罪、ねぎらいの言葉をかけられた時に、「自分も感謝・謝罪・恐縮している」と伝える表現です。
ビジネスメールや会話、電話・チャットなどあらゆるシーンで使えます。
「ありがとうございます」「すみません」「お世話になりました」などに対し、丁寧に返答したい時に便利です。

ビジネスでの敬語・丁寧な言い換え表現

ビジネスでは「こちらこそ」単体でも使えますが、より丁寧な言い回しにアレンジすることで、フォーマルな印象になります。

  • こちらこそ、誠にありがとうございます。
  • こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
  • こちらこそ、大変お世話になりました。
  • こちらこそ、お力添えいただき感謝申し上げます。
  • こちらこそ、お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。
  • こちらこそ、恐縮でございます。

より改まった敬語にしたい場合は、「私どもこそ」「私の方こそ」なども適切です。

メール・会話での例文集

実際のビジネスメールや社内外のやり取りで使える例文を紹介します。

  • この度はありがとうございました。
    → こちらこそ、ありがとうございました。
  • お忙しい中ご対応いただき感謝いたします。
    → こちらこそ、ご配慮いただき感謝申し上げます。
  • ご多用のところご連絡ありがとうございました。
    → こちらこそ、ご丁寧にご返信いただきありがとうございます。
  • 色々とご迷惑をおかけして申し訳ありません。
    → こちらこそ、至らぬ点が多くご迷惑をおかけし申し訳ありません。
  • 今後ともよろしくお願いいたします。
    → こちらこそ、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
シーン 例文 ポイント
お礼への返答 こちらこそ、いつも大変お世話になっております。 お世話になっている相手へ
謝罪への返答 こちらこそ、失礼があり申し訳ございませんでした。 双方の配慮を示す
依頼・提案への返答 こちらこそ、ご提案いただき感謝申し上げます。 相手の働きかけに敬意を伝える
今後のお付き合い こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします。 今後の関係継続を強調

「こちらこそ」を使う際の注意点・マナー

「こちらこそ」は便利ですが、ビジネス文書や改まった場面では、必ず他の敬語や丁寧語とセットで使うのがマナーです。
単体だけだとややフランクな印象になる場合もあるため、「こちらこそ誠にありがとうございます」「こちらこそ、今後ともご指導のほどお願い申し上げます」など、相手への敬意や感謝を明確に伝えましょう。

まとめ

「こちらこそ」は、ビジネスでも使いやすい謙虚な返答表現です。
相手からのお礼・謝罪・挨拶などに対し、「自分も同じ気持ちです」と返すことで、円滑で信頼感のあるコミュニケーションが実現します。
状況や相手に応じて敬語表現や感謝の言葉を添えて、印象アップを心がけましょう。

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